2023年1月までは、自分の事は自分で出来ていた愛子さん。
それが2月になると突然、自分で歩けなくなったり
方向感覚や時間の感覚などが分からなくなりました。
この頃からトイレに行くことができず、おむつの中に
排尿するようになりました。
また目が見えない為か、自分で食事を食べることを
嫌がるようになり途中で食事を終える事が増えました。
私を含め同居している家族は、愛子さんの行動の変化に
戸惑いと混乱を覚えました。
例えば、目が見えないので歩けないと言うのに
ベットの柵を忍者のように、ひらりと乗り越えて
裏のアルミサッシの鍵を、手探りで開けて庭に出たり
お風呂場のドアノブを回して開けて、中で迷っていたり。
絶対にできないだろうと思うことが、なぜかできてしまうのです。
いままで知っていた母と同じ人なのだけれど、行動は予測不能な
状況でした。
取りあえず問題を1つずつ解決していくしかありません。
ここから、愛子さんと私たち同居家族の知恵比べが始まりました。
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