お試しデイサービスの巻

この度、自宅で骨折した愛子さんが入院している間に介護申請を行いました。

入院中に行う介護申請のメリットは、認定調査のための自宅訪問を
病院で済ませられることと、状態が悪いのでより高い介護度の認定が
出やすいことです。

愛子さんの場合は要介護4、全盲の障害者1級での骨折、
軽度の認知症の状態でした。

認定区分が要介護4だとリハビリ病院の担当者にお伝えすると、
施設入所を考えてくださいと言われました。

つまり自宅での介護はかなり大変で、立位・座位の保持ができず
排泄・食事・移動もすべて全介助。
それが24時間365日続くわけです。介護のプロにお任せするのも
1つの選択肢ではあります。

ただ脳梗塞になった夫(私の父)の介護を、
たった一人で何十年も頑張り最後まで見送ったのに、
いざ自分の時は誰も世話をしてくれないというのは
どうにもやるせなさを感じるのです。

認定調査を終えてからは、まずケアマネージャーを選任します。
そしてケアプランを立てていただいて、今後の愛子さんの生活が
より高いQOL(生活の質)を目指せるように、家族・介護職員も含めた
会議を行います。

立位保持ができない愛子さんは、残念ですが自宅での入浴はできません。

デイサービスに行き、寝たままでも入浴できる機械浴がありますので
そちらでお風呂に入れていただくことになりました。

デイサービスとの契約の前に、お試し体験というものがあります。
これは施設側・利用者側双方の相性を図るものだそうです。
利用者側の反応と、受け入れ側の体制が整わなければ
契約までは至りません。

内向的で人づきあいが苦手な愛子さんのお試しデイサービスを
ドキドキしながら見守っていました。他の健常者のように目が見えないので
アクティビティには参加できず、ぼっちになるのは目に見えていますから。

そして体験サービスを終えての感想を聞くと、お風呂も気持ちよく
食事も美味しかったと喜んでいました。

食べることが大好きな愛子さん、食事におやつに
食べるのに忙しかったそうです。

何はともあれ、第一段階はクリアしたってところでしょうか。

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